高山祭の観どころ
高山祭は、ながい雪国のくらしから解放され花開く春祭(4月14・15日)と、取り入れを終えて、満山紅葉に彩られる秋祭(10月9・10日)の二度行われます。
神社では、古式にのっとった祭事のあと、氏子中の供奉による祭行列が町にくり出します。カンカコカンと呼ばれる鶏闘楽、大太神楽や雅楽などの奏せられる中を、神旗、台名旗、神輿が、一文字笠に裃姿の警固をしたがえて長い列を作り、獅子舞は戸毎に訪れて氏子一同の繁栄を祈ります。
屋台の曳き出し
―方、各町内の屋台蔵から曳き出された屋台は、神社境内などに曳き揃えられ、精巧で奇抜なアイディアの布袋台のからくり人形の奉納があり、夕方ともなると各屋台は棟から勾欄へと飾られたたくさんの提灯に明かりを入れて「高い山からノーエ、谷底見れば」と、ゆったりした曳き別れ歌をうたいつつ夜祭は最高潮に達します。